スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

白光/連城三紀彦 ★★★★☆

聡子はカルチャーセンターに通う妹の幸子から4歳になる娘・直子を預かるが、歯医者に行く間留守番をさせていた直子の遺体が庭の土の下から発見される。
当初、直子と2人きりでいた痴呆気味の義父の犯行かと思われたが、その時刻に若い男の目撃情報があり、事件の様相はくるくると変わっていく・・・。


<あの子が殺されたわけを知っているか>

なかなか手を出す気になれなかった作品。でも読んで良かった。
確かに救いは全くなく、とてもやり切れないストーリーなのですが、読む前と後でこれだけ印象の異なる作品は珍しいです。

関係者の告白で次々と明るみになる「殺害理由」。
幼い子供の死に対して悲しむ人間が誰一人いないという状況は、下手なホラーよりよっぽど不気味でした。
読めば読むほど被害者の少女が不憫で仕方がないのに、この違和感のおかげで重苦しさが感じられないのです。

ド派手なサプライズはないし、「最高傑作!」とまでは思いませんが、表現の美しさや二転三転する展開はため息の連続。
やっぱり連城ミステリは別格です。
最新記事
検索フォーム
記事一覧

 2005年8月~

カテゴリ
プロフィール

めみ

Author:めみ
FC2ブログへようこそ!

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。