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ジュリエットの悲鳴/有栖川有栖 ★★★☆☆

初期短編から最新ショートショートまで全12編。

著者のシリーズキャラクターが登場しない作品を、読むのは初めて。
大半の作品が、「そうかぁ。キャラに助けられていたんだ・・・」とつい思ってしまうほど・・・地味です。
いや、それでも十分面白いのですが。

一番のお気に入りは、『登竜門が多すぎる』
東野圭吾さんの『~笑小説』に出てきてもおかしくないほど、風刺が効いてます。
推理小説の新人賞への応募を目指している男性に、推理作家必携のハードウェアを紹介するセールスマン。
このソフトが、面白い!
難解な作品の漢字とルビを一括変換する『虫太郎』(←小栗?)。
トラベルミステリに必須である時刻表の挿入が容易にできる『京太郎』(←西村?)。
など、他にもバカバカしい機能が盛りだくさんで、ニヤニヤしながら読みました。
宮部みゆきさんがこの作品を「面白い!」と評価されたそうですが、特に原稿に行き詰まったときの作家は、考えることが一緒なのでしょうね。

驚いたというか巧いなぁと感じたのが、『世紀のアリバイ』
彼らの正体が○○○兄弟とは意外でした。
もちろん、トリックにはアレを使ったのでしょうね。

表題作は悲恋モノなのですが、とてもせつなく、余韻が強く残りました。
ラストにもってくるところがいいですね。

あまりミステリっぽくはないのですが、たまにはこんなのもいいかなと。
12編の中にはショートショートも含まれているのですが、この作風といい、赤川次郎さんの作品を思い出しました。
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 2005年8月~

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