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プロムナード/道尾秀介 ★★★☆☆

作家になるまでの道程から、昔好きだった女の子との話まで…。一篇一篇に驚きが詰まった、新感覚のエッセイ54篇に加え、17歳のときに初めて描いた絵本『緑色のうさぎの話』。19歳のときに初めて文字で綴った戯曲『誰かが出て行く』も特別に収録。 (帯より)

<ミステリーとしてはナニナニの問題点があるが、
              物語としては面白い>


道尾さんの初エッセイ。
『月の恋人』のエピソードとかぶるネタがあるので、そちらを先に読んでおいてよかった~とホッとしました。
印象に残ったのは「先生」と呼び合うバーの話。
こんなバー、行ってみたい!

絵本「緑色のうさぎの話」は、味のある絵と急転するストーリーに呆然、戯曲「誰かが出て行く」は、以前インタビューでサラッと内容を紹介したときの方がゾッとしました。
そして「ジャンルと色眼鏡とリドル・ストーリー」では読者に対する「お願い」が書かれています。
私もよく「ミステリとしては・・・」という感想を書くので、この主張にはドキッとしました。
もちろん言いたいことも解ります。
でも、その哀しい気持ちをエッセイに綴っちゃうほどたくさんの読者が「色眼鏡をかけて」読んでいるとしたら、やっぱり方向性が微妙なんじゃないかなぁとか思ったりして。
一度、別名義で書いてみればいいのに。
いまさら「道尾秀介」の作品を先入観ナシで読むのはなかなか難しいぞ。

それにしても、「向日葵~」が出版されたとき、読者の批判の声に「読者の感想なんて二の次、自分の書きたいものを書く!(←だいたいこんな感じ)」のような強気のスタンスだった道尾さんが、「お願い」をするようになるとは・・・。
ちょっとショック。

10/27追記・テレビで筒井康隆さんがイイコト仰ってたのでメモしておこう。
「(現代文学において)作者がテーマを決めてはいけない。読者には誤読の自由がある。作家が自分の作品に対していろいろ言ったとしても、それはたくさんある批評の中の一つにすぎない」
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 2005年8月~

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