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ヘビイチゴ・サナトリウム/ほしおさなえ ★★★☆☆


ポール・オースターや「ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹」は未読です。
ただ、「ヘビトンボ~」を映画化した「ヴァージン・スーサイズ」はナナメ観たことがあるので、この作品にも通じる思春期の少女の心の揺らぎ(のようなもの)は感じとることができました。
あまり理解できない世界ではありますが・・・。

とにかく、語り手がコロコロ変わります。
読み辛さよりも、この手法を使う必要があったのかな、と感じました。
ミスディレクションを狙ったわけでもなさそうだし・・・。
謎の人物の視点だけを加えた方が、(少なくとも私の)それに対する好奇心が持続したのではないかなぁ。

それでも「天の前庭」で感じたように、読ませる力はすごいです。
「ヘビイチゴ・サナトリウム」というサイトにアップされている日記が謎を深めます。
この日記と、謎の作家の作品、作家志望の教師の作品、墜落死した女生徒が持っていた作品との関係は?
「ヘビイチゴ」と謎の作家の正体は?
謎が錯綜し、次々と新たな事実が浮かび上がります。
最後は一応、謎が解明されるのですが、また新たな事実が出てきてひっくり返されるのでは?という不安定さが残りました。
どこに着地するのか想像できない、そこが魅力かもしれません。

先に読んだからかもしれませんが、謎や展開の意外さは「天の前庭」の方が好みだったかな。
次回作がとても楽しみです。
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 2005年8月~

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