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孤島パズル/有栖川有栖 ★★★☆☆

江神とアリスは、推理小説研究会唯一の女性部員であるマリアの伯父有馬竜一の別荘へ招待される。
その目的は、別荘のある島に仕掛けられたパズルを解いて、彼女の亡くなった祖父がダイヤモンドを隠した場所を探し当てることだった。
しかし、そのパズルを解く間も無く別荘で殺人が起き、江神たちは調査に乗り出す。


学生アリスシリーズ第2弾です。
先に「双頭の悪魔」を読んでいたので、活発で明るいマリアに驚きました。
そりゃ、こんな事件に巻き込まれたら落ち込むでしょうね。

意味ありげな地形の島、所々に建てられているモアイの謎、そしてクローズドサークル。
とても魅力的な設定です!
「月光ゲーム」よりもワクワクしました。
そして、やはりミステリ以外の読み物としても楽しむことができます。
アリスとマリアのちょっと青春小説っぽい雰囲気も、今回は(!)とてもいい感じだし。
マリアのキャラのおかげですね。

モアイの謎の解明も「ふむふむふむ」と読むだけの私は、今回の「読者への挑戦」もそのままスルー。
それでも「え~、ここまでで犯人を示す手掛りが全部出てるの~?」と、毎回驚きます。
そして、江神の論理で「真相はこれしかない!」ところまでもっていってくれるのです。
ここまでスッキリとした後味のミステリを最近読んでいないなぁ。
しかし、最初の部屋割り表やダイイングメッセージはあまり必要がないような。
そこに何かトリックがあるのかと身構えてしまいました。

北村薫さんの解説がとても的確で可愛らしいです。
「有栖川さんは犯人に意外性をもたせようとしない」とのこと。
その分、真相を明らかにするための論理に重点を置いているのですね。
犯人に少し物足りなさを感じていたのですが、あらすじを読んで納得しました。

やはり長編は読み応えがあって良いなぁ。
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 2005年8月~

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