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藁にもすがる獣たち/曽根圭介 ★★★★☆


大金の入った忘れ物のバッグを、ネコババしようとする初老の男。暴力団に2000万円もの借金をして、返済に窮する悪徳刑事。FXで失敗した借金を返すために、デリヘルで働く主婦。金の誘惑におぼれ、犯罪に手を染めていく、獣たちの運命は―。

<おぼれないように抗うのよ>

ノワール小説はとっても苦手。でも、これは面白かったです。
登場人物それぞれのドラマに惹きこまれて一気読みでした。
彼らの追い込まれていく状況には気が重くなりますが、後味はそんなに悪くないのです。
デリヘルで働く主婦・美奈のストーリー展開には、一番ドキドキしました。
DV旦那に対し、最初は死を願うだけだったのに、その後、保険金を気にし始めて真哉を詰るようになるまでの心の動きがリアルでいいなぁ。
だいたいの真相は予想していましたが、ストーリーに入り込んでいたので新鮮に感じました。
ラストはあっさりしすぎていて、もの足りないかな。肥後さんも何だか薄いし。
(寛治の娘も痛い目に遭えばいいのに・・・とか思ったり。)

タイトル(と表紙)が少し野暮ったい印象。
改題前の『あわよくば』の方が好みだなぁ。
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 2005年8月~

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