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赤い糸の呻き/西澤保彦 ★★★☆☆

結婚式場へ向かうエレベータ内で、指名手配犯を監視していたふたりの刑事。突然の停電後に、なんと乗客のひとりが殺害されていた。もっとも怪しいのは、手や服を血で汚した指名手配の男だが…。表題作「赤い糸の呻き」をはじめ、犯人当てミステリ「お弁当ぐるぐる」、都筑道夫の“物部太郎シリーズ”のパスティーシュ「墓標の庭」など、全五編を収録。

<それを言っちゃ、なんでもありなような気が>

「お弁当ぐるぐる」
既読。6年前にも思ったけれど、これシリーズ化してもいいのになぁ。
「墓標の庭」
物部太郎のひらく心理現象専門の探偵事務所に訪れた女性。
彼女の庭に女の幽霊が出るので調査してほしいと言うのだが・・・。

パスティーシュだからか真面目な展開で、これはこれで西澤作品っぽくないなぁと思っていたら、依頼人の趣味でやっぱり・・・。
でも、一番説得力のあるロジックでした。
「カモはネギと鍋のなか」
高校生のぼくは、憧れの美幸先輩からの手紙によって、待ち合わせの公園へ行ってみることに。
次に、その近くのマンションの一室に呼び出されたぼくは、そこで美幸先輩の死体を発見する。

ストーリーはとっつきやすいのですが、やっぱり強引。
「対の住処」
殺害された男性が不倫の目的で通っていた分譲マンションで聞き込みをしていた刑事は、過去に起きた別の事件との類似点を発見する。

とても好みの真相。これは面白かった。
「赤い糸の呻き」
指名手配犯と彼を追う男女の刑事が乗り込んだ結婚式場のエレベーター内で、殺人事件が発生。
犯人は指名手配犯だと思われたが、その後、独自で捜査をしていた男性刑事が死亡する。

これも、突飛なロジック(というより、指名手配犯の思考回路が「?」)ですが、そこから伏線を巧く回収、収まりのよいラストへ。
何となく納得させられた印象。

今回もロジックの飛躍は目を瞠るものがありましたが、読みやすいのですよね~。
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 2005年8月~

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