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キャットフード/森川智喜 ★★★★☆


この本は決してネコに読ませないでください。殺人をたくらむ恐れがあります。一攫千金を目論む化けネコ・プルートが考えついたのはコテージに見せかけた“人間カンヅメ”工場。彼女の計画はしかし、思わぬ形で破綻する。工場に呼び寄せた高校生の中に、人間に化けた黒ネコ・ウィリーが混ざっていたのだ!ネコ社会の法律により、ネコを殺すことは許されない。4人の人間から1匹のネコをあぶりだせ―尻尾を出したら殺される。

<人間を食べようというネコの発言とは思えませんねえ>

ストーリーも演出も私好みで、とても面白かったです。
サブタイトルに「名探偵三途川理と注文の多い館の殺人」とありますが、実際に殺人が起こると少し引いてしまうくらいライトな作風。
前半は“人間カンヅメ”なんて物騒なワードが出てもユーモア感覚で読み進めていられるのに、後半になると「え・・・マジで・・・?」みたいな。
ネコが大好きな読者なら、いろいろと不愉快になりそうな展開もあるので注意です。
(三途川登場のきっかけとなる出来事には引いたな~。)
それにしても、この三途川の探偵っぷりにはビックリですよ。もぐもぐがこれまた。
ウィリーと三途川のロジックの応酬もなかなか読み応えがありますが、化け猫の能力にもっと制限があれば、よりスリリングになったかも。
でも、大雑把な部分も許してしまえるくらいの満足感です。
ラストの真相も粋。この作家さん、新刊出ないかなぁ。
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 2005年8月~

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