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眼鏡屋は消えた/山田彩人 ★★★☆☆

気がつくとあたしは演劇部の部室の床でのびていた。そのうえ八年間の記憶が失われ、現在あたしは母校で教師になっているらしい。しかも親友の実綺が高二の文化祭直前に亡くなっていたなんて!!!八年前と同様に学園内では、彼女の書いた脚本『眼鏡屋は消えた』の上演を巡るごたごたが起きている。実綺の死には何か裏がありそうだ。上演を実現し、自分の記憶を取り戻すため、元同級生の探偵に事の真相を探ることを頼んだ。あたしが最も苦手とする、イケメン戸川涼介に―。

<八年前のあたしはなにかを知ってたんだろうか・・・>

う~ん。ライトな作風なので読みやすいかなと思ったのですが・・・。
主人公の印象が「面白い」から「煩い」へと変化するのに時間はかかりませんでした。
地の文までしつこく「!」が続くと疲れます。
あと、主人公の探偵に対する意識の仕方が「元カレ」レベルなので、なかなか関係性が掴み辛かったりして。
著者の受賞の言葉に「意外な結末よりも過程を楽しんで」とあったので(確かに意外性はなかったけれど)犯人役に不満はないし、記憶障害の設定や、ひとつの謎がいろんな側面を見せていくという過程は好みでした。
ただ、ストーリー全体に説得力が弱いといいますか。
脚本「眼鏡屋は消えた」の上演を巡るごたごたに関しても、脚本を担当した人物の思い入れのなさといい、学園に反抗してまで上演するほどなの?という思いが最後まで付きまとったり。
真相解明シーンでは、探偵の穴の目立つロジックに対して、見事に反応してくれる周りの登場人物たちにシラけてしまったり。
読後感は薄かったです。
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 2005年8月~

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