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EDS緊急推理解決院/石持浅海・他 ★★★☆☆


新宿副都心に開設された『EDS緊急推理解決院』。
警察では対応しきれない難事件や不可解な謎を、市井の名探偵の知力と名推理によって、早期に解決しようという施設だ。
専門分野ごとの探偵師(ホームズ)と助師(ワトスン)が披露する鮮やかな推理!
画期的合作長編、遂に完成!!(帯より)


<事件に巻き込まれて、さんざんなクリスマス。
      でも大丈夫。きっと名探偵が救けてくれるから・・・>


新世紀「謎」倶楽部の合作長編。
「堕天使殺人事件」や「前夜祭」が投げ出したくなるほどウダウダだったので、かなり迷ったのですが、今回は魅力的な作家陣に惹かれて手に取ることに。
メンバーは、石持浅海・加賀美雅之・黒田研二・小森健太朗・高田崇史・柄刀一・鳥飼否宇・二階堂黎人・松尾由美。
この中で全くの初読みの作家は、加賀美さん、小森さん、高田さん。
短編のみ既読の作家は、柄刀さん、松尾さん。
なのでお目当ては、石持さん、くろけんさん、鳥飼さん、二階堂さんでした。

面白いと感じたのはそれぞれの作風に合った専門分野を担当していること。
例えば、高田さんなら「歴史推理科」、松尾さんなら「女性推理科」、鳥飼さんは「動物推理科」という具合に(笑)。
それに、石持さんの作品では鵜飼探偵や「民俗学推理科」担当として蓮丈那智の名前も出てきます。
他にもシリーズ物のキャラクターが出ているようなのですが、未読でも十分楽しめました。

一番楽しめたのは、くろけん作品。
『スポーツ推理科』担当、オカマ風の銭山先生が最高のキャラ!
声を出して笑ってしまいました。

二階堂さんの作品はあの渋柿探偵が主人公です。
もちろん『小児推理科』担当(笑)。
あのハードボイルドさがたまらない!
『私が捜した少年』以降、シリーズになってるなんて知らなかったです。
読まないと!

鳥飼さんは犬にも詳しいのだなぁ。
薀蓄ももちろん、トボけた葉古先生とのぞみのコンビが絶妙です。
真相は・・・確かに伏線もあるけど、わからないって普通!

石持さんは主軸を担当しています。
脅迫方法や動機など、まさに石持さんらしい作品でした。
すっきりハッピーにさせないラストは好きですね。

ただ、それぞれの作品が一斉に進むので、頻繁に集中力が途切れます。
専門分野ごとの場面転換が激しくて、内容についていけず戸惑うこともしばしば。
どの分野もリンクはほとんど無く、全く別の事件に取り組んでいるので、一つひとつ短編とした方がよほど楽しめたのではないでしょうか。
この構成にする必要がどこにもないような・・・。
ただもう読み辛い読み辛い。

発想や設定も新鮮で楽しめたし、好きな作家の作品が読めて満足なのですが、
このツメの甘さ、やっぱり新世紀「謎」倶楽部だなぁ・・・と再認識しました。
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 2005年8月~

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