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金色機械/恒川光太郎 ★★★★☆

触れるだけで相手の命を奪う恐ろしい手を持って生まれてきた少女、自分を殺そうとする父から逃げ、山賊に拾われた男、幼き日に犯した罪を贖おうとするかのように必死に悪を糺す同心、人々の哀しい運命が、謎の存在・金色様を介して交錯する。人にとって善とは何か、悪とは何か。

<人生、起こること、これみな神事>

約450ページを一気読み。
遥香の回想から始まり、熊悟朗やその他の登場人物の過去など、頻繁に時代が前後するストーリーなのに、読みやすさが半端ないのですよ。
次の章にスッと気持ちが入るのです。
何が善で悪なのか、遥香や熊悟朗の立場ならではの葛藤に考えさせられたり、第三章の真相が恒川作品っぽくて嬉しくなったり。
読後はもっと胸を打たれるような余韻を期待しましたが、エピソードを詰め込みすぎなのか、やや物足りなさが残りました。
金色様がだんだんコミカルになっていくことで、ただでさえイメージしにくいキャラがブレてしまったのも残念かな。可愛いんだけどねぇ。
でも、今回も恒川ワールドを堪能できました。
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 2005年8月~

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