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処刑までの十章/連城三紀彦 ★★★☆☆

ひとりの平凡な男が突然消えた。弟直行は、土佐清水で起きた放火殺人事件、四国の寺で次々と見つかるバラバラ死体が、兄の失踪と関わりがあるのではと高知へと辿る。真相を探る度に嘘をつく義姉を疑いながらも翻弄される直行。夫を殺したかもしれない女に熱い思いを抱きながら、真実を求めて事件の迷路を彷徨う。

<六時過ぎじゃなくて、五時七十一分よ>

早い段階で直行の視点に固定されてしまったのと、あらすじにあるバラバラ死体事件がなかなか発生しないことで、直行の推理や義姉との駆け引きが堂々巡りのような印象を受けました。
評判通りなかなかの中途半端な結末ですが、義姉の度重なる嘘や、直行のあやふやな記憶が湧き出たあたりで大体予想がつくので、物足りなさは感じませんでした。
次々と幻想を生み出す筆致はとても心地よく、「五時七十一分」のような謎や意外な事実が少しずつ明らかになる展開はさすが「連城ミステリ」で、楽しめました。
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 2005年8月~

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