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人間の顔は食べづらい/白井智之 ★★★☆☆

世界的に流行した新型ウイルスは食物連鎖で多様な生物に感染し、爆発的な数の死者をもたらした。ヒトにのみ有効な抗ウイルス薬を開発した人類は、安全な食料の確保のため、人間のクローンを食用に飼育するようになる。食用クローン人間の飼育施設で働く和志は、自宅で自らのクローンを違法に育てていた。ある日、首なしで出荷されたはずのクローン人間の商品ケースから、生首が発見される事件が発生する。和志は事件の容疑者とされるが、それは壮大な悪夢のはじまりに過ぎなかった―。

<だからって人間の肉を食べさせるんですか>

特殊な設定ですが、読んでいくうちに「自分のクローンでないと食べるのに抵抗がある」という感覚に納得してしまいそうになったり、「いくら自分のクローンだと言われても、顔がないまま送られてきたら疑っちゃうよなぁ」と自分に置き換えて考えるほどの余裕が出てきました。
グロ描写もそれほどキツくなくて、和志の暴力シーンやチャー坊との会話が飴村作品っぽいなぁと。
真相は大体想像がつきますが、伏線の意外性と二転三転するロジックはとても興味深くて楽しめました。
想像していたよりもしっかりとしたミステリだった、という読後感。
以下、自分用のメモ。真相に触れています。下の方へどうぞ。








































以下、気になる点。
アリバイ工作に利用する計画なら、もっと普通の人間っぽく教育してからじゃないと無理があるのでは。なぜチャー坊の方がしっかりしているのか。
あと、河内ゐのりのクズ男を探す理由は一体何だったのか、とか。(時計の伏線はスキ。)
火事の中での首切りの理由はいいとして、入れ替わったクローンの方の首輪はどうするのか、とか。
和志を引っ掛ける作戦も、警察しか知らない情報はともかく、和志自身も齟齬に気付くようなレベルのロジックでは危なっかしいのでは?とか。】
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 2005年8月~

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