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新世紀犯罪博覧会/歌野晶午・他 ★★★☆☆


華やかに幕開けした新世紀。
だがその初頭、日本の各地で奇妙な出来事が次々と起きていた。
すべての事件には、突然舞い込んだ奇妙な手紙が関わっていた・・・!
気鋭の本格推理の旗手6人が、不可解な「手紙」をもとに趣向を凝らした珠玉の連作推理の傑作!(巻末より)


懲りずに、新世紀「謎」倶楽部です。
毎回、読後は不満たっぷりなのですが、ついつい手を出してしまうのですよね。
でも、本書は今までで一番楽しめたかもしれません。
あまり合作臭さが無いからかな?

1986年の秋にS県今北市で開催された博覧会「風の国フェスタ'86」。
そこで行われたあるイベントが、現在に及ぼす影響を描いた連作短編集。


歌野晶午『二十一世紀の花嫁』
この作品で本書の一番の謎が明かされてしまうのですよね。
当然、あとの5作品のネタもバレてしまい、かなり興醒め。
それがテーマだから仕方がないのですが・・・。
いいとこ取りの面白さ、という印象です。
篠田真由美『もっとも重い罰は』
真相はすぐによめてしまうのですが、展開の巧さで退屈しませんでした。
短編としては、かなり質が高いです。
冒頭のとてもやわらかい文章が、ラストのせつなさを際立たせます。
谺健二『くちびるNetwork21』
どこかで聞いたことのあるタイトルだと思ったら、岡田有希子の曲名をもじっているのですね。
当時、1986年だったんだ・・・懐かしいなぁ。
主人公の考えや犯行の動機が、全く理解できなくて辛かったです。
ただ、「唇を持ち去った理由」は意外でした。
二階堂黎人『人間空気』
序盤から延々と続く妄想気味の文章にうんざり。
幻想的・・・というよりも、気持ち悪さが漂います。
トリックもがっかり。
柄刀一『滲んだ手紙』
もっと面白い展開になると期待していたのに残念。
小森健太朗『疑惑の天秤』こじんまりしてますが、一番まとまってるように感じました。

歌野さんのプロローグとエピローグが一番面白かったです。
どの作品も、長編で読みたかったなぁ。
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 2005年8月~

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