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蛇行する川のほとり/恩田陸 ★★★☆☆

あの夏の日、少女たちは川のほとりにある「船着場のある家」で合宿を始めた。
夏の終わりの演劇祭に向けて、舞台背景の絵を仕上げるために。それは、楽しく充実した高校生活の最高の思い出になるはずだった。ひとりの美しい少年の言葉が、この世界のすべてを灰色に変えるまでは・・・。
そして、運命の歯車は回り始めた。
あの遠い夏の日と同じように。(帯より)


帯のあらすじや序盤の雰囲気がとても幻想的だったので、まさかこんな物騒な事件を中心に話が進むとは思いませんでした。
ミステリ?ミステリなの?と少し不安に。

第1、2部のラスト、急展開の兆しをチラリと覗かせる手法が巧い!
もう先が知りたくて一気読みです。
各章ごとに出版されたということですが、私なら次巻を待つのに耐えられなかっただろうなぁ。

香澄と芳野は、なぜ合宿のメンバーに毬子を選んだのか。
月彦から毬子への忠告の真意とは。
暁臣が知っている毬子の秘密とは。
そして、あの夏の日、一体何が起こったのか。

新しい事実が次々と発覚し、ワクワクします。
語り手が変わるたび、謎の焦点が少しブレてしまったようにも感じましたが、叙述トリックっぽい仕掛けには素直に驚きました。
真相も綺麗にまとめられていて満足です。

終章がとても良かった。
ずっと彼女の想いが知りたかったのです。

久しぶりに耽美な世界を満喫しました。
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 2005年8月~

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