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キリサキ/田代裕彦 ★★★☆☆

「俺」は、死んでいた。死神のような案内人<ナヴィ>が言うには、なぜか「俺」の寿命はまだ残っているらしい。まだやり残したことがあるという俺に、<ナヴィ>は「霧崎いづみ」という女の子の体を与える。<ナヴィ>が言うには、「俺」の体に「誰か」が入ってしまったため、空いている体(死体)に案内されてしまったらしい。元の体に戻るには、「俺」を殺して中にいる「誰か」を追い出すしかない。そこへ、突然のクラスメイトの死。犯人は、世間を騒がす連続殺人犯<キリサキ>だと言う。

富士見ミステリー文庫、初挑戦です。
「ラノベにしておくには勿体無いミステリ」との評判に好奇心がウズウズ。
図書館には置いてないし、値段もお手ごろな文庫本なので買ってしまいました。

初めての作家さんなのですが、描写が細かく丁寧でとても読み易かったです。
イラストは違和感たっぷりですが。

う~ん、何を書いてもネタバレになってしまうなぁ。
真相にはタイム・パラドックスが深く関わるので、それが受け入れられるかどうかで評価が変わります。
謎の解明シーンはかなり長くてややこしく、頭がこんがらがりそうに。
確かに驚きの連続なのですが、「えーっ!!・・・えっ?あれ?」という疑問も混じり、何度も読み返してやっと理解できました。
納得しましたが、もう少し伏線が欲しかったかな。
連続殺人犯<キリサキ>にあまり魅力が感じられなかったのも残念。

私が驚いたのは、真相よりもミスリードの方。
中盤、やや退屈に感じていたのですが、油断していた分衝撃が大きかったです。
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 2005年8月~

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