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腕貫探偵/西澤保彦 ★★★★☆

殺人?詐欺?行方不明?
悩める市民の相談事を解決するのは腕貫をはめた出張所の職員。
ユーモア溢れる痛快ミステリー連作短編集!(帯より)


<ひとりで悩んでないで、窓口にお並びください>

西澤作品は短編のほうが好きかもしれません。
今までのベストは「蓮華の花」だったのですが、本書もなかなか魅力的な謎に出会えました。

なぜ、犯人は死体をバス停から被害者の自宅へと運んだのか?
再婚が決まった母は、なぜ突然体調を崩したのか?
軟派男が陥った罠とは?
定年退職した大学の事務職員の家に、学生証の束と履修届の一覧表がある理由とは?
殺害されたベストセラー作家は、なぜ直前に入った洋食屋で何も注文しなかったのか?
展覧会から一枚の絵が消えた理由とは?

これらの謎を解き明かすため、横浜市一般苦情係は、櫃洗市内の大学、アーケード、警察署、会館のロビーの片隅など、「なぜこんな所に?」と思わずにいられない場所へ出張するのです。
担当は、両腕の肘まで黒い腕貫を嵌めているひょろりと鉛筆みたいに細身で年齢不詳の男。
他に客は誰もいないのに、まずウェイティングリストに名前を書かせ、後に名前を呼ぶという、マニュアルも徹底しています。
しかし、そのアドバイスは的確で、相談員の悩みを解決させたり、過去の罪を思い出させ破滅に追いやったり。

連作かも?という演出もあり、とても楽しめました。
一番、面白かったのは「スクランブル・カンパニィ」
続編を出して欲しいです。
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 2005年8月~

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