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ぼくのメジャースプーン/辻村深月 ★★★☆☆

忌まわしいあの事件が起きたのは、今から3ヶ月前。
「ぼく」の小学校で飼っていたうさぎが、何者かによって殺された・・・。大好きだったうさぎたちの無残な死体を目撃してしまった「ぼく」の幼なじみ・ふみちゃんは、ショックのあまりに全ての感情を封じ込めたまま、今もなお登校拒否を続けている。笑わないあの子を助け出したい「ぼく」は、自分と同じ力を持つ「先生」のもとへと通い、うさぎ殺しの犯人に与える罰の重さを計り始める。「ぼく」が最後に選んだ答え、そして正義の行方とは!?


<さじ加減というのは、大事なんですよ。>

この作品には、「子どもたちは夜と遊ぶ」の秋山教授、そして(はっきりと名前は出ませんが)多分月子と恭司がゲスト出演してます。
あと、他サイトを覗いてみて知ったのですが、ふみちゃんは「凍りのくじら」に出ていたみたいです。
あれかな?郁也と一緒にバスを待っていた無表情の女の子かな?

今回の主人公は小学生の「ぼく」。
このキャラは今までの辻村作品の中で一番良かったです。
「ぼく」の不思議な力。
「○○しなければ(条件)XXが起こる(結果)」と言うと、その相手はXXが起こるのを恐れて○○をしてしまう、という能力。
この力を使ってうさぎ殺しの犯人に罰を与えたい「ぼく」は、一週間、親戚で同じ力を持つ秋山教授に「力の使い方」を教えてもらうことになる。
「ぼく」の選んだ結論にあまり意外性を感じませんでしたが、その後の真相にはびっくり。
小学4年生にしては頭が良すぎて違和感があったのですが、このサプライズはとても効果的でした。
事件が起きて、「ぼく」が一番に考えるだろうことがなかなか文章に出てこないから、おかしいと思っていたのですよね。
小さな体で精一杯頑張っていたんだなぁと気付いた瞬間、じーんときてしまいました。
やはり、繊細な心の動きを描かせたら抜群に巧いです。
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 2005年8月~

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